自宅に帰った際、ビニール線を調達しましたので、早速休日にMLAのセットアップをしました。
一軒家もアンテナを建てるのは、ご近所の方々の理解が無いと難しいのですが、アパマンの場合、ベランダから飛び出る竿のワイヤーアンテナなどは、家主の許可を頂ける可能性は低いし、まして同じ棟の住民の方々に個別に話すと、かえって厄介なことになりそうです。
MLAはベランダに置くので、落ちる心配はなさそうですし、手すりは全て覆われて外から見えない物件にした為、ステルス性も高いです。とはいうものの、こんな形なのでどうやって設置するか悩んだ末、これにしました。
ホームセンターで1.5k円程度でした。アンテナにはマストを取り付けられる様にUボルトが付いていますので、エンビパイプで屋根馬と接続します。あとはクレモナロープで、エアコンや排水溝、洗濯干し器具?などに縛り付けます。これで飛んで行ってしまうことはありませんし、強風時や長期で部屋を開ける際には、屋根馬をよじって倒すこともできるのでFBです。
解放部が広くないので外からは全容が判りません。でも直径が1m程あるので、それなりに存在感はありますが、無線のアンテナには見えない?気がします。
モーターと室内コントローラーをつないでみました。
(長いビニール線をつなぐ前の画像)
工作しているようで楽しいです。コントローラーも自作感たっぷりでナイスです。心配していた同軸の引き込みは、エアコン設置用の穴を利用しました。(これでエアコンは付けられません。アララ。)ここまで2時間弱で完了しました。
さて、先ずはノーマル状態で確認します。21-28MHzが使用できる範囲なので、先ず21MHzからテストです。トロンボーンコンデンサーの位置を、21MHzの印までコントローラーを使って動かします。「ギュウギュウギュウ」と唸りながらねじ切ったロッドが廻るのですが、結構賑やかなので、夜中はちょっと心配ですね。
ほどなく共振点らしきところに来るとSWRがストンと落ちました。あまりに見事に落ちたのでびっくりです。
廻している間はモーターのノイズをガーガーと拾います。共振点にくるとそれなりに聞こえている感じがします。早速FT8の周波数に合わせてみました。Qが高いので共振点が狭いですが、FT8で発射しながら調整出来るので苦はありません。もっともCWやPHONEでは苦労しそうです。
21.074に合わせるとBVが+08で見えます。これは使えるかも?と期待大です。試しに5Wでコールしたところ、-22でリターンがありました!「こりゃすごい」
お次は14MHzでテストします。ところが。。(続く)