JJ1CKNのワークライフ・アンバランス

アマチュア無線などの趣味や日常の出来事を綴っている備忘録です。

1KW免許へ向けて(7)

近隣の電波障害調査が完了しました。結果は全戸、障害無しでした。

□事前準備
調査は自宅近隣の8件としました。日頃お世話になっているご近所様なので、なるべく迷惑を掛けず判りやすい調査にしなくてはならないと考えました。総通から提供された調査用紙は、事務的且つストレートな表現なので、少々アレンジしました。

1)趣味で楽しんでおり、法令を遵守しているアマチュア無線局であること。
2)調査後に障害が発生した際の対応をお約束すること。
3)無線局では障害を与えないよう予め十分な対策をしていること。
4)テレビはch番号だけでなく、判りやすく局名をいれること。
5)気になることがあれば、自由に記述できるようにすること。
6)アマチュア無線以外の電波に係る相談にも乗ること。
WEBで見つけたOM諸氏の投稿を参考に、これらを追記し編集しました。

 ここで思ったのですが、自分が逆の立場だったらどうか?と言うことでした。
はっきり言って『面倒くさい』と思います。奥さんに聞いてみたら、案の定「面倒」と一括されました。(ノД`)・゜・。
これは難しい問題です。試験時間を短くするにも限界がありますので、ここはお願いするとして、最低限の1時間に設定しました。

□訪問
貴重な時間を割いて協力して頂くのですから、お礼としてお気に入りの焼き菓子を持参しました。当然奥様の分も購入です。(@2,000円 x 8 =16,000円也 +奥様分)
訪問していてある共通点が判りました。『インターフォンが無い』のです。我が家ではインターフォンが付いているものの、使ったことがありません。すぐドアを開けて『は~い』てな具合です。ご近所さんも同じです。さらに玄関ではなくて、縁側が出入口だったりします。というわけで、インターフォンの障害は物理的に無いことになります。
 
□訪問した際に出てきた話
1)「全部調べなくてはいけないの?」
(無理にはお願いできないので、出来る限りと伝えました。)
2)「今まで何もないから大丈夫でしょう?」
(今まで大丈夫であっても、これからも大丈夫とは言えませんので。)
3)「まぁ。。いい趣味ですよね~」(趣味と言うより。道楽ですね。)
4)「電波はどこまで飛ぶの?」(世界中です)「へぇ~凄いね~」
5)「CATVだから大丈夫でしょ」(前より障害は出にくくなった様です)
6)「出力は何ワット?(無線の免許をお持ちの方です)」(1kwです)
7)「なにかあったら言うから」(お願いします)
などでした。
今思うと、災害時にお役に立てることを話しておけば良かったと思いました。

□試験電波発射
夜の部は定時退社。翌日の昼の部は代休消化で休みにしました。
途中、電話が掛かってくるかも。。。と心配しながら、7MHzから50MHzまで順番に試験電波を発射しました。あっと言う間の1時間です。

□回収
最終の2回目が終わると間もなく電話が鳴りました。「もしや・・」と思って電話に出ると、「出来たので、持っていきますよ」との事。わざわざでは悪いので、「すぐ行きます!」と取りに行くと、庭先まで出てくれていました。「よくわかんないけど、大丈夫でしたよ」とのご返事をいただきました。他のお宅もすべて障害が無いとのことで、無事8件障害発生せず。コンプリートです。

□感じたこと
やはりご近所様のお陰です。みなさん快く引き受けて下さり、本当に感謝です。大半は自宅まで届けてくださったり、逆に菓子のお返しをもらったりで、至極恐縮してしまいました。皆さんのご好意を思うと、「電波障害で迷惑を掛けてはならない」と言う思いがより一層強くなりました。
ところで心配なのは、電波を出している時と、調査をされていた時のタイミングです。状況次第では周波数によっても異なるでしょうから、今後発生する可能性は無いとは言えません。そういう意味では、クリアというより、認識して頂いた。ということであり、私が無線を続けていく限りは、常に電波障害と向き合う姿勢が求められると言えます。




さて、これで落成となりますので、最後の検査です。懸案のスプリアス測定が待っています。