JJ1CKNのワークライフ・アンバランス

アマチュア無線などの趣味や日常の出来事を綴っている備忘録です。

MLA始めました(その5)

マッチングの不具合は、給電用同軸ケーブルのMコネが半田付け不良ということが判りました。これでOKと思いきや、14MHzでは全くマッチングが取れませんでした。

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休日を迎えたので、調査再開です。コンデンサを付けない状態では21~28MHzまでマッチングが取れることが判りましたので、このコンデンサに問題がありそうです。蓋を開け目視で確認しましたが特に異常はありません。まさか中身が違うとか?と、全て並べてみると。。

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左から7、10MHz(7MHz)、14、18MHzですが。あれ?

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左が14MHz。右が18MHzと記載されていますが、どうみても14MHzの方が容量が小さいです。「これ逆じゃない?」

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18MHzとシールが貼られたボックスを取り付けます。さてさて。。

モーターを回して行くとするするっとSWRが落ちていきます。さらにリングのループを調整すると1.0まで追い込めました!

というわけで、難儀したマッチングの不具合は、Mコネのハンダ不良と、コンデンサの明記違いが原因でした。

ついでに10、7MHzもテスト。

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1.0まで追い込めた!恐るべしMLA。さて、SWRが落ちたとは言え、聞こえて飛ばなくてはアンテナの役目は果たせません。 

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約2か月の記録です。

MLAは固定周波数で運用するFT8にぴったりです。弱いながらもコンディションが良い時はビックリするほど見えるし飛びます。(先日は8J1RLが見えました)DXのメインストリートである14MHzは、こちらでは見えていなくても、たくさんの局が出ているので、難しい面もありますが、21MHzは空いているので応答率は高いです。ただバンドの切替はコンデンサを換える必要がありますので、即QSYと言う訳にはなりません。

試していませんが、説明では面に対して90度方向に指向性がある様です。ベランダから手を伸ばしてくるりと簡単に変えることが出来きそうです。また、建物の影響を受けにくい様で、このような閉鎖的なベランダでの運用スタイルでも実用になるとは驚きです。運用できるまで少々時間が掛かりましたが、このサイズと設置のしやすさ、受け飛びなど総合的にはとても優れたアンテナだと思います。

単身赴任先で少しは楽しみが増えた感じです。(でも早く帰りたい)