JJ1CKNのワークライフ・アンバランス

アマチュア無線などの趣味や日常の出来事を綴っている備忘録です。

1KW免許へ向けて(1)

今日総通より電話がありました。書類審査が通ったようです。昨年の12月に200Wから1KWへの変更申請を行い、1月上旬に数か所指摘され、再提出を求められましたが、なんとか一次審査を通過しました。
前回の連絡で、昨年の12月より新スプリアス基準が施行され、落成検査ではスプリアスの検査を全数行うとのことでしたが、今回もまた念を押されました。

総通による検査では基準を満たせない場合、その場で不合格になる(そうですね)ので、事前に業者での検査を勧められました。(この時点で点検業者による落成検査に話が進む)

でも落成検査の前検査?だと出張料金が倍になるので悩みどころです。
どうやら新スプリアスに適合するのはとても難関なようです。担当のS氏によると、新スプリアスに公に適合していると謳っているのはICOM IC-PW1だけだそうです。当然エキサイターによるところは大きいですが、真空管などの古いアンプはNGになる可能性が高いとの事です。S氏、優しく脅します。(笑)



私の選んだリニアアンプは4CX800Aを終段管に使用しているブルガリア製のACOMのA1000です。デザインはリニアアンプというよりオーディオアンプの様です。あえて何故”真空管”?と言われるかもしれませんが、単なる好き者なだけです。でもこのアンプ世界的にはとても評価が高いのです。(またの機会に記述します)しかし、ACOMでの申請は新スプリアス基準では初めてだそうで、これがS氏の気になるところらしく、「規格いっぱいで使わないでくださいね。」との事でした。

また、総通では検査を通じてデータが欲しいそうです。そうすれば事前に良し悪しの判断になるとか。メーカーも基準を満たしていると言ってくれると楽だということです。(暗にY社と言っていました)どうやら新スプリアスに係る検査は、担当の方にとっても厄介なようです。

ところで、旧スプリアス基準で局免を取得しても、使用できるのは平成34年末まで。その後はデータ提供か、改めて検査を受ける必要があるとのことでしたので、いずれにせよ今のうちに済ませれば今後も大丈夫でしょう。
最終的に検査に行きつくまではまだ難関がありますが、変更申請の場合は期限が無いので、のんびり進めます。