以前タワーのエレベーターワイヤーの損傷防止対策を講じましたが、先日点検したところガイドローラーが異常摩耗しておりました。
CD社のタワー・エレベーターのワイヤーは、トップから電動ウインチの間に、タワーに接触しない様にガイドが付いているのですが、ワイヤーが左右に動くことで接触による摩耗が進み、ガイドが破損しワイヤーも損傷しました。
そこで左右の動きを抑制するガイドのローラーを知り合いのOMに製作して頂いたのですが、動きを抑制するローラーに過度な力がかかり、予想以上に摩耗が進んでいました。
それがこちら。破断寸前です。左に当たっていることが多い為、一か所に強い力が掛かっており材質もアルミなのでよけいに削れやすかった様です。このままだと交換サイクルが短くなるので、ローラーの材質に変更することを考えましたが、ワイヤーはステンレスなのでスチール製は避けたいし、とはいえ樹脂性だとアルミより摩耗が進みそうです。
製作して頂いたOMにも相談に乗って頂いたのですが、ご迷惑をおかけするのも申し訳なく、かといってこのままでは昇降出来ないので、とりあえず強くテンションが掛からない様、簡単なガイドを作成しました。
ローラーが横方向しかないので、左右の振れを抑制することは出来ませんが、ワイヤーがタワーに接触することは防げます。またローラーを2本とすることでテンションを分散することにしました。(念のためワイヤーが左端に入り込まない様、アクリルのパネルを取り付けました。)
いまのところ昇降はスムーズに動いています。しばらく様子を見てみます。
□材料
・ローラー 150mm(マキテック) グラビティローラ(ローラ単体) - SA-1810
・シャフト M8*200mm(モノタロウ)SBM-8200 スタットボルト
・ナット(モノタロウ)8M-JN 平ナット 8M-HN ヘビーナット
・アルミL金具、アルミ板 (デーツー)