JTDXを使用中に、デコードする局数が多くなると遅延が発生し、相手局の73を待たずにレポートを送信してしまい、大きい時は1秒以上遅延が発生することもありました。
PCのスペックは「AMD A8-8650 Radeon R7 3.7GHz メモリ16MB』と、普通に使うなら十分なのですが、クラスターやRBN、Hamspotsなど開いていると、極端にデコードが遅くなります。
というわけで思い切ってPCをアップグレードすることにしました。当初はCPUとマザーボードを交換するだけで良いかと思ったのですが、今のケースに入れるのは無理なことが判り、結局ほとんど新調となりました。
Ryzen7を予定していたのですが、CPUファン付きRyzen9がお値打ちでした。3900X 12C24T マザーボードは 『MSI B550-A PRO』特にゲームをするのではないので充分です。
『Thermaltake Versa H26 TG』K社のアンテナの様な名前ですが、組み込みしやすいタワーにしました。拡張性は十分です。
ところで、課題は今のPCの環境をそのまま移植して使う。という事です。現在のSSDを移植して、Windowsが認証出来ればOKなのですが、SSDの残容量が少なくなってきたので、容量の大きいものに変更することにしました。最近のSSDにはM.2なるものがあって、SATAに比べて転送速度が速くなっているようです。また、メモリの様に小さくマザーボードに直付けできるので、場所も取らないということで、SSDはM.2にしました。順番としてはWindows認証→SSDのコピーという事になります。
電源、メモリ(32GB)、CD/DVDドライブを取り付け配線します。マザーボードへの配線はWEBサイトに日本語マニュアルがあるので、あまり苦労せず出来ました。あとはマルチディスプレイ用のビデオカード、HDD、SDDを旧PCから移植で完了です。
Windowsの認証はとても簡単で、普通にログインするだけでOKでした。とりあえず正常に動くことを確かめて、リグへの接続を行い、JTDX、HAMLOG、HDSDRなど一通りテストし、皆問題なく動くことが確認出来ました。
薄くて小さいです。これで1TBとは驚きです。
取付場所はCPUのすぐ隣、ヒートシンクと共に取り付けます。
コピーソフトは『PARAGON Hard Disk Manager17』を選びました。1ライセンスで3PC使えるのでお得です。コピーの前に、元のDiskの不良セクタのチェック、デフラグの実施は必須です。CDでのインストールも出来るのですが、ユーザー登録すると最新版がダウンロードできるので、CDは使用しませんでした。マニュアルはしっかり出来ているし、操作はとても判りやすいのでお勧めです。10分程で難なく完了です。■旧PC AMD A8-8650 RadeonR7
ほぼ同じ状況で比較。差は歴然でした。
古い電鍵たちに最新のCPU(笑)。CPUファンの色が七変化するのが綺麗いです。FT8を含めた無線関係や、一般的な使用用途にはオーバースペック感はありますが、相当長く使えそうな気がします。