JJ1CKNのワークライフ・アンバランス

アマチュア無線などの趣味や日常の出来事を綴っている備忘録です。

ローバンドのアンテナを変えてみよう(その6)

昨日発見された、摩耗によるプーリーの交換と、未完了の作業を行いました。今日も早々に業者の方が到着されたので、OMにお願いしていたヘアピンを受け取りに行ってきました。戻ってくると既にプーリーとマウントが交換され、ワイヤーの巻き直しをしているところでした。ワイヤーの状態を確認していると。。。

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異常が発見されました。何かに引っ掛かったのか、こじれたのか、変形していました。思い当たる節がないのですが、エレベーターの下げ止まったところが、タワーのトップ付近に位置するので、どうやっらプーリーあたりに問題があったかもしれません。交換するワイヤーは現在と同様の、標準より1mm太い5mmのステンレス製です。1週間程度かかるそうなので、作業はまた後日となりました。

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とりあえずワイヤーはこのままにして、頂いたヘアピンをVDPに取り付けました。インピーダンスはコイルを伸び縮みさせることで20~30Ω変えられそうです。コイルを調整すると、最良で1.2迄落ちましたが、共振点が100KHzほど下がってしまいます。延ばすと共振点は上がりますが、当然ブロードなってしまいます。さて、どうするか。とりあえずヘアピンは付けたまま次の作業に取り掛かりました。 

次はダイポール用のポールに滑車を取り付けます。滑車はホームセンターで汎用のLアングルと組み合わせて作りました。約11mのポール(フジインダストリーFAP612E)に、4m弱の単管を継ぎ足してあるので重量が重く、一人で上げ下げは危険というより無理です。(なにせ力が無い)

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今までは、ロープで作った輪にエレメントを通していた為、上げ下げが出来なかったのですが、これで楽々出来るようになります。

このポールに80/40mのダイポールアンテナを取り付けます。全長が約26mあるので、タワーからポール迄ギリギリの状態です。タワーやポールの影響を極力避けたいので、ポール側のトラップから先のエレメントをベントする方法にしました。

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 エレメントの途中にクレモナロープを取り付け引っ張ります。

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ポールのステーを張り直して完成です。調整は後日行うことにしました。残すはタワーのワイヤー交換です。

さて、業者さんが引き上げたところで、VDPを考察することにしました。共振点が下がってしまったのが?なのですが、このままエレメントを短くするという強硬手段もあります。しかしVDPはエレメントの脱着が容易でありませんので、他の方法も検討する必要がありそうです。

ダメもとですが、MM社に状況をメールしました。

 

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翌日返事がきました。

『コメットバランと相性が悪いと思うので、付属のコアで充分ですから元に戻してください』

との回答でした。このバランは30mの水平DPで普通に使えていましたから、問題ないと思うのですが、念のためコアを挿入した給電用のケーブルを作りました。次回ワイヤー交換の際に付け替えて見ることにします。